田中加織TANAKA KAORI artwork
象徴としての日本人の山=富士山(蓬莱山)や山水画、そして、日本庭園。そういった人工的自然物をモチーフとし、そこから感じられる風景や空間から人の意識の形を浮き出そうとしています。
蛍光色を思わせるビビッドな色彩やシンボリックな形は、モチーフである自然物がある種のアイデンティティーによってコントロールされ、決して手の届かない存在、また手を触れてはならない存在になり変わり、私たち達の意識を揺り動かしていくと考えます。
"My intention is to give a shape to the human feelings through representing the landscape and the atmosphere of symbolic Japanese mountains (Mt Fuji), Japanese gardens and other landscapes. The natural figure represented symbolically associated with vivid colors transform a wild entity into something unreachable, controlled by a certain identity. I believe that this is that particular association that brings an emotional interest to the work."
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月雲山水海図2022.2
油彩 1000mm×1960mm
月山水雲海図No.2020.12
油彩 1450mm×1120mm
月山水シリーズ
日本庭園の思想を主に月と山と水でイメージした山水画
天の赤く光る月に照らされ、神秘的な山々を流れ落ちてゆく川。
落ちてゆく七色の川は、いつしか下界の匂いと共に光りを弱めて降り注ぐ。
月山水
素材:キャンバスに油彩
サイズ:600mm×600mm
制作年2022
月山水No.2021.1
900mm×900mm 油彩
月山水ピンク No.2020.3
600mm×600mm 油彩
月山水(つきさんすい)No.2015.8
サイズ:600mm×600mm
制作年2015
月山水シリーズで
一つトンガリ山があります。
それは仏教の須弥山(世界の中心の山)を意味しています。
須弥山とは古代インドの世界観が仏教に取り入れられたもので、世界の中心のそびえる高い山です。この山を中心に七重に山が取り巻き、山と山との間に七つの海があり、いちばん外側の海を鉄囲山(てっちせん)が囲み、この外海の四方に四大州が広がり、その南の州に人間が住むとされます。頂上は帝釈天(たいしゃくてん)の地で、四天王や諸天が階層を異にして住み、日月が周囲を回転するという、世界の成り立ちを表した仏教思想です。
光月山水シリーズ
月富士雲海 ピンク
450mm×450mm
月富士雲海
450mm×450mm
450mm×450mm
作品紹介
タイトル 夕富士山水図(ゆうふじさんすいず)
サイズ:900mm×900mm 変形
制作年2013
日本人にとって信仰の対象となる山、富士。
雲の上のそびえ立つ情景は、神々しく、この世ともあの世ともつかない危うい美しさに満ちている。
画面中央奥の富士を中心に、そこから、いくつもの理想の山水が現れる。
庭島シリーズ
作品紹介
タイトル 庭島cream2016
サイズ:650mm×530mm
制作年2016
作品紹介
タイトル 庭島NO.20146
サイズ:1750mm×1400mm
制作年2014
作品紹介
タイトル 庭島コーラルピンク
サイズ:1455mm×1120mm
制作年2012
作品紹介
タイトル 庭島イエローペール
サイズ:910mm×730mm
制作年2013
作品紹介
タイトル 庭島パールブルー
サイズ:605mm×806mm
制作年2012